▼脱毛情報:保湿ケアを施術前に確認


▼脱毛情報:保湿ケアを施術前に確認ブログ:14年10月26日


あれはおいらが小学3年生の秋、
窓を閉めて寝る季節のことだった…

ママは22時9時から10時の間に自分の部屋にこもり、
「決して襖を開けてはいけない」と言った。
おいらはそれに従った。

だけど、それにしても、
一体、ママは何をしているのか?
なぜおいらは見てはいけないのか?
何か秘密でもあるの?…
そのうちだんだん妙な疑惑と不安がのしかかってきた。

もしかして、
ママは「鶴の恩返し」に出てくる鶴ではないか?
隠れて織物を織っているのではないか?

実は「雪女」で、襖を開けたら、
真っ白の風にくるまれ、消えていくのではないか?
おいらは、そんな化け物から生まれたのか?

怖いやん…めちゃ怖くて、泣きそうやん…

こんな秘密を持つなんて、
きっとママはおいらが嫌いなんだ、
実の女の子じゃないからだ。

おいらはなんてかわいそうな女の子だ。
…泣きたくなって、襖を開けてしまった。

すると、ママはなんと腹筋運動の真っ最中!

「こら、開けたらあかんて言うたやん」
もうすぐ運動会で、
ママは、競争に勝つために特訓中なのだった。

「あんたがおったら集中でけへんから、ひとりでやりたかったのに〜、
もうええわ。やめよっ!」
と、食卓に来てお茶を飲んだ。

そこで、べたべたとくっつく、
しけたしょうゆのあられを一つずつ5本の指先につけ、
指をなめずに食べた…
これ、ママとおいらのお気に入りの食べ方。

「いつものことやけど、こうして食べたら、おいしいなぁ〜」
と笑うママ。

で、おいらは5本の指を寄せて、
5つのおかきを同時にくちに入れるという技を極め、
ママの絶賛と大笑いを得たのだった。

こんなことで絶賛してくれるのは実の親以外あり得ない。
間違いなくおいらはママの子どもだ!
すごく嬉しくて、そして、涙がとてもしょっぱかった。